2023年度理事長挨拶
青年会議所の歴史は言わずもがな、ではありますが『新しい日本の創造は我々青年の仕事である』との志を旗印に、我がまち稲沢に全国533番目の青年会議所として誕生し半世紀を迎えるに至りました。設立より現在に至るまでの長いながい道のりにおいて、バトンを託し続けていただいた特別会員をはじめ全ての先輩方の想いの強さにほかなりません。改めて敬意を表しますと共に深く感謝申し上げます。
申し遅れました、私は一般社団法人稲沢青年会議所第51代理事長を拝命いたしました石川愛と申します。昨年に引き続いて理事長職をお預かりいたしますがどうぞよろしくお願いいたします。2022年度、設立50周年宣言として『道』、すなわち長い歴史と受け継がれてきた想いを携え、あらゆる困難に臆することなく挑み続け、このまちの明るい未来を標榜し続ける姿勢『JC道』として宣誓させていただきました。このまちに相応しい未来を描き続けること、その夢を現実にするために本気で議論し続けること、そして行動し続けることこそ青年会議所のアイデンティティーであり、まさしく『道』であろうと思います。そして今、新しくも変わらない一歩を踏み出します。
【ブラッシュアップする組織】
時代の変化、社会情勢等様々な移り行く状況への対応を強いられると同時に、メンバーの減少に伴う組織運営の難しさは近年の青年会議所活動において大きなインパクトを与え続けています。しかしながら、嘆いてばかりいても何も始まりませんし、むしろ人数が少ないことをメリットと捉えるマインドの転換がこれからは必要になると思います。理事長を中心とした意識や意志の共有や、意思決定から行動までのタイムラグの大幅な削減等々、メリットと捉えられることも多いと感じます。もちろん個々が負う責任は大きくなりますがその分意識や資質は格段に向上でき、信頼関係も高まると思います。また、その向上サイクルが綺麗に回り始めることで組織の練度は高まっていきます。
事業規模に関しても、目的や趣旨に賛同いただける団体、組織との共催をすることで費用対効果を高めながら、情報の発信が可能であると思ってもいます。やはり、目的を達成するためにはどんな組織が必要なのか、その為にはどのようにしたら良いのか、どう変わっていけば良いのか、最良のパフォーマンスを発揮するために常に今より前に、そんな意識がブラッシュアップし続ける組織をつくる。
【持続可能な稲沢】
入会間もないメンバーの増加が顕著な我が稲沢青年会議所がこのまちにより効果的な運動を伝播していく為には、本気でこのまちの未来を描き、日本の未来を語り合い、全力で行動している背中を見せ続けることで、若いメンバーの成長に加え、本気の輪が広がり、想いが周囲に伝わり賛同いただける個人や団体を巻き込む力になる。そして、メンバーや協働してくれる団体が増えることで伝播する力は強くなる。こうしたかけがえのない仲間を少しでも増やし、共に未来を語り合える人材を育成し、共に歩んでいくことがまちの未来を照らす大きな光になると考えます。
【多様性の世界へ】
稲沢において、市内に住まう外国籍の方は3,000人を超え、この10年で1,000人以上増加している現状があり、全国同規模の行政区と比較してみても多いまちに分類されます。
在住外国人だけでなく、性別、学歴、宗教、障害、加えてLGBTQといった偏見にとらわれることのないダイバーシティ&インクルージョンは、個々各々の多様性を活かしそれぞれの能力を最大限に発揮することや、すべての市民が様々な事業やイベントに参画する機会を持つことで新しい価値を創出し、このまちの未来をつくる担い手になることができると共に偏見や差別のない誰しもが安全で安心して暮らせるまちになると感じています。
また、働き方にも多様化が進んでいる社会において、稲沢青年会議所も女性が活躍できる体制の構築も必要だと思っています。
【結びに】
公益社団法人日本青年会議所 2023年度 麻生会頭の所信にもありますように、我々はマネージャーではなくリーダーを育成する団体である。
青臭くてもいい全力で夢を語ろう。
進むべき方向を示そう。
皆の道標になろう。
全てを全力でやっている背中が尊く、価値があると思っています。
メンバー一人ひとりが、今自分にできる最高を目指し、
BE THE BEST!!明日に向かって。