2022年度理事長挨拶
Smile ~繋げる想い~
第50代 理事長
石川 愛
【はじめに】
私が入会して大切にしていることは想いやりです。想いは目に見えないけれど、想いやりは誰にでも見えます。目に見えない想いだからこそ他を想い行動する、その行動こそが大切なのだと思います。思えば入会当時、まちの為に何かをしようと考えていなかった私が真剣に青年会議所活動に向き合うきっかけとなったのは、2012年度に初めて担わせていただいた広報委員長のときでした。委員会を開催するにあたり初めて自分が描いた想いとは「笑顔が溢れるまちをつくる」ことでした。
一人では笑顔になれません、相手がいるからこそ笑顔になります。笑顔は伝播しやすく、笑顔は心を豊かにしてくれます。笑顔が繋がっていけばいつか稲沢のまちは笑顔で溢れるまちになります。そんな笑顔には無限のエネルギーがありながらも、現在の(一社)稲沢青年会議所は会員減少に歯止めがかかりません。会員が減ればそのエネルギーも半減し、青年会議所活動の事業も減っていきます。加えて、組織としての運営も困難な状況に陥ることになります。
しかしながら、青年会議所活動はまちの発展を想い人を想い活動している団体です、稲沢がある限り(一社)稲沢青年会議所は未来永劫繋げていかなければなりません。
【創立50年を迎えるにあたり】
稲沢青年会議所は、1973年5月17日に、533番目の青年会議所として認証されました。
この歩みは本年度、ついに50年という大きな節目を迎えます。これまで多くの先輩方が時代に合った地域発展のため、この稲沢と向き合い、この稲沢の未来を考え、この稲沢青年会議所を築き上げてきたからこそ、創立50周年を迎えられるのだと思います。受け継がれてきた50年もの歴史に感謝をし、創始の想いを再確認するとともに、これまでの先人の想いを振り返り、そして稲沢のまちの未来を創造していくためにも、この目まぐるしく変わる時代だからこそ、今だからこそできる『明るい豊かな社会』の実現を考え、この稲沢の5年後、10年後の未来を見据え、立ち止まることなく我々は進んでいかなければなりません。
【時代にあった会務運営】
2020年から始まった世界的な新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により社会は様々な変化を求められ、我々の活動も経験したことがないことが数多く起こっています。コロナ禍は引き続き世の中に、混乱と新たな変革をもたらします。2022年度もまさしくコロナ禍の中での会務運営となることでしょう。守るべきものは守り、変えるべきものは変える。情報化社会の中で正しい情報を取り入れ、柔軟な発想から時代に合った会務運営を生み出し、常に挑戦し続けます。
【想いやりから生まれる会員拡大】
青年会議所活動は一人ではできません。仲間がいるのはもちろんのこと、様々な方の支えがあるからこそ成り立ちます。友人からの支え、会社からの支え、そして何よりも大切な家族の支え、そんな当たり前のことを当たり前として捉えるのではなく、想いやりと感謝の気持ちを持ち『明るい豊かな社会』の実現を信念に活動していけば、それが稲沢青年会議所への信頼になると確信しています。
そして青年会議所で過ごす20歳から40歳までという限られた時間は『明るい豊かな社会』の実現を目指すだけではなく、自己研鑽にもつながります。稲沢の若い力により、互いに尊重しながら切磋琢磨し、我々は成長していきます。そんな仲間ができる青年会議所活動に参加することが最も魅力的な要素のひとつではないでしょうか。より多くの仲間が増えることで、青年会議所活動が活発になり、大きな力となると信じています。
【結びに】
我々は日々学びながら『明るい豊かな社会』の実現を目指し活動しています。世界中で我慢を強いられている今こそ、仲間と共に他を想い笑顔を絶やさず青年会議所活動をしていくことが、この厳しい時代をも乗り越えていけると信じています。
そして50周年という大きな節目を節目とだけ捉えるのではなく、新しい時代を創るという気概をもって、メンバー一丸となって歩んでいきましょう。自分がやらなければ誰がやるのでしょうか。私たちがやらなければどこがやるのでしょうか。人を想いまちを想う稲沢青年会議所としての誇りを携えて、次代に繋げる活動していくことをここに宣言いたします。
【事業計画】
・創立50周年~時代を創る~
・挑戦する会務運営
・SMILE拡大